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● 「偏見」と「無知」の改善が、最も必要な自殺対策。

このサイトでも再三述べてきたことですが、
やはりまずは多くの人に正しい知識や情報を知らしめることが重要であるということが、
改めて浮き彫りになりました。

確かYahoo!のトピックでも取り上げられたことですのでご存知の方も多いと思うのですが、
このたび内閣府が実施した世論調査で、自殺に関する偏見や誤解が、
今なお多くの人に浸透していることが明らかになったのです。

自殺者が年間3万人を超えているという事実に関しては66.4%の人が知っていました。

ただし、専門家の中では既に「偏見」が定説となっている
「自殺は覚悟の上の行為」という問いに対して「そう思う」と回答した人の割合が58.3%。
同様に「自殺を口にする人は本当は自殺しない」が50.0%。
「自殺は何の前触れもなく突然起きる」が46%となっています。

WHO(世界保健機関)の調査・研究によると、自殺者の多くが、その行為のギリギリまで悩み、
周囲に気持ちを打ち明け、「生きたい」という思いと「死にたい」という思いがせめぎ合いながら、
決断に至っているとしています。

また、うつ病の症状に対する知識や認識は、高い割合で知られていることも分かりました。
ただし、身近な人がうつ病の症状を示した場合には89.2%の人が受診を勧めると回答する一方で、
自分自身にうつ病の症状が表れた場合に、受診すると回答した人の割合は56.6%に過ぎませんでした。

また、保健所や精神保健福祉センターには心の病に対する相談窓口が設置されていますが、
その事実を知っていた人は、保健所の場合が33.6%、
精神保健福祉センターの場合が20.3%で低い割合にとどまりました。

自殺対策として、何に重点を置くべきかの回答には、
「いじめ」(48%)、「失業」(34・3%)、「介護」(33・6%)などが上位を占めました。

ただ今回の調査で分かった、最も重点を置くべき自殺対策は、
「偏見」と「無知」以外の何ものでもないでしょう。

「いじめ」られたから、「失業」したから自殺に結びつくとは限りません。うつ病になる原因は様々です。
原因をなくすような努力をするのも必要ですが、今、最も必要なことは、
原因から自殺という結果の過程の中で、誰かが、
もしくは自分自身が「正しい知識のもとに」自殺を止めることではないでしょうか。

自分の知識が誤りだったということに気付くきっかけが、身近な人の自殺だったというのであれば、
自殺者にとってはもちろん、その人にとっても不幸であることは言うまでもないでしょう。

「偏見」と「無知」をなくしていかなければ、いくら個々のケースに対処していったとしても、
3万人超という自殺者数を減少させることは難しいことかもしれません。


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